OYA－JI

私の足元と“目線と手を置いている場所”が徐々に乖離していく。
言いようのない不安に襲われる。

私の足場は不安定である。
刻一刻と状況が変化するからである。
その変化は上昇だったり下降だったりするが停滞することはまずない。

誰かにこの不安を伝えたいと思うが周りは全て他人である。
私と同じ気持ちの人も少なくないように思うが皆一様にそれを顔に出さない。
憤ることもあるが、気持ちをぶつける対象はその場にない。

私はそのような時、静かに時間が過ぎるのをボーっと立ったまま待つ。
なに、こんな状況はすぐに過ぎ去るさ。








みなさんも注意して欲しい。
JR三宮駅のスカレーター。
エスカレーターとベルトとの速度が違います。