年齢識別装置

2008年08月18日

前山に登った時、 「とりあえずビール」でも。




ということで、近くで唯一の雑貨店を訪れたところ、残念ながらお盆で休みだった。




しかしながら、自動販売機で酒類を売っていて購入可能な様子。





ホっと胸をなでおろしながら、コイン投入口を見つけると「年齢識別装置」がついていた。




説明を読むと、




① コイン投入口の横のミラーに顔を映しなさい。まず顔面で判断するから!


②判断のつかないアヤシイ顔だったら、横の差し込み口から免許証を入れて!


③じゃー売ってあげるから。お金!お金!



という感じで、年齢識別自体は顔の診断と免許証との2段構えになっている。



早速ためしてみると、(1)の顔面チェックでパスできず、(2)の免許チェックでようやく購入できた。




中腰で鏡に顔を映して機械に「お伺い」を立てている様子はいかにも間抜けであるが、




(1)の顔面審査落ち、取りようによっては「若々しいから、成人かどうか怪しい」と言っているようにも取れる。




その瞬間、OYA-JIの中で「年齢識別装置」は「老け顔チェック機」に早変わりである。





そして、横にボーッと突っ立っているM君。




自慢ではないが、彼は「老け顔」である。




小学校の時点で「昼飯食う時間がない!」と委員会活動に奔走していたまでは、大人っぽさの演出であったが、



その演出がどこまで功を奏すのか、中学の時点では既に「役所の戸籍係」みたいな風貌になり、



大学生になるに至っては、初対面の方から「お子さんは何人ですか?」と聞かれてホトホト参っている程である。




「おう、オマエ行け!」  と交代を促す。




「お、やろか。」 といいながら平静を装っているが、明らかに 顔面チェック1発合格!をビビっている様子である。




結果的に彼は、2次面接の「免許」まで判断を持ちこされ、顔面チェックで老け顔と結論づけられることはなかった。




彼は意気揚揚とビールを両手に持って立ち去り、僕は後ろから小首をかしげながら追いかけて行った。









数日後、




嫁と娘の3人で、家の近所を散歩していると、例の「年齢識別装置」を持つタバコ自販機を発見した。




僕は前回同様、2次の免許を差し込みながら、コトの経緯と機械の説明を嫁に話していたところ、




嫁もチャレンジすると言い出す。





おもむろに鏡を覗きこむ嫁。






数秒後。





「オカネを投入し、ボタンを押してクダサイ」






でった~~!一発合格~!!





判定に納得のいかない嫁をなだめながら歩いていると、





「お前に苦労させられとるからじゃ。」





と、捨てゼリフである。




言われた者の心中を察しない一言をズバって言ってのける姿は「子どもそのもの」である。





どうやら年齢識別装置、精神年齢までは見ないらしい。。。





当然と言えば当然ではあるが。




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